お知らせ・ブログ・症例
- センター南の歯医者「センター南デンタルクリニック」
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2026.09.09
症例
虫歯ができるリスクについて 今回の患者様のように、繰り返し虫歯の治療が必要になる方は、お口の環境そのものが虫歯になりやすい状態になっていることが多くあります。お口の中が以下のような環境になっていると、虫歯ができるリスクが高まります。 1. 唾液(だえき)が少なく、口が乾いている 唾液は、虫歯の原因菌がつくる「酸」を中和するように作用し、歯を守るバリア機能をもっています。 よく噛まずに食べると、唾液の分泌量は減ってしまいます。また、口呼吸により、口が乾きやすくなります。ストレス、加齢、薬の副作用などによっても乾きやすくなると言われています。 2. 「だらだら食べ」で常に口が酸性になっている 食事をすると、口の中は一時的に酸性に傾き、歯(カルシウム)がわずかに溶け始めます。その後、唾液の働きによって中性に戻っていきます。 アメやガムを常に口に入れていたり、ジュースやスポーツドリンク、砂糖入りの飲料を時間をかけて少しずつ飲む(ながら飲み)習慣があると、口の中がずっと酸性のままになってしまいます。 3. 歯垢(プラーク)が溜まりやすい状態になっている ・歯並びが凸凹している、歯が重なり合っている ・過去に治療した詰め物や被せ物に段差や隙間ができている ・乳歯や永久歯が生えたばかり ・歯の溝が深く複雑な形をしている このような環境では歯垢(プラーク)が溜まりやすくなるため、より丁寧なケアが必要です。 4. 虫歯菌(ミュータンス菌)の密度が高い ミュータンス菌など虫歯の原因菌数が多いほど、大量の酸が作られやすいです。 虫歯を予防する生活習慣について 虫歯リスクを下げるために、日常生活で取り組める方法をまとめました。 1.「だらだら食べ・ながら飲み」をやめ、食事にメリハリをつける 2.しっかり噛んで食べ、こまめに水分を補給してお口を潤す 3.歯並びが悪いところ、詰め物の周りには、デンタルフロスやタフトブラシを 併用して丁寧に磨く できることから少しずつ取り入れて、虫歯になりにくいお口の環境を整えていきましょう。 「しっかり磨いているのに、虫歯ができてしまう」とお悩みの方は、唾液の分泌量が少ない、または、食生活における習慣が深く関係している可能性がありますので、一度ご相談ください。 センター南デンタルクリニックでは、虫歯や歯周病の原因や進行の仕組みについて分かりやすくご説明し、日々のホームケアを改善するアドバイスをおこなっています。どうぞお気軽にお問い合わせください。 センター南デンタルクリニック 院長 吉竹絵里 こちらもご参照ください。 センター南デンタルクリニック|セラミック治療 センター南デンタルクリニック|【症例】ジルコニアセラミックによる前歯の審美的な改善を目的とした治療 センター南デンタルクリニック|【症例】抜歯・歯周病治療を経て前歯をジルコニアセラミックで美しく修復した治療

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2026.08.26
お知らせ
こんにちは。センター南デンタルクリニックです。 2026年9月の休診日についてお知らせいたします。 【9月の休診日のご案内】 センター南デンタルクリニックでは、火曜日、土曜日、祝日は休診日となっております。 9月1日(火曜日) 9月5日(土曜日) 9月8日(火曜日) 9月12日(土曜日) 9月15日(火曜日) 9月17日(木曜日※臨時休診日) 9月19日(土曜日) 9月21日(月曜日※祝日) 9月22日(火曜日※祝日) 9月23日(水曜日※祝日) 9月26日(土曜日) 9月29日(火曜日) 診療時間外の診療について 診療時間外での診療をご希望の場合は、事前にご相談いただければ、できる限り対応させていただきます。 ご相談については、必ず事前にお電話にてご連絡をお願いします。 その他ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。 TEL:045-511-8312 どうぞよろしくお願いいたします。 センター南デンタルクリニック 院長 吉竹 絵里

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【症例】10年間使用した仮歯をジルコニアセラミックにした治療
2026.08.26
症例
ジルコニアセラミックについて 今回の症例で使用したジルコニアセラミックの被せ物について、作成工程をまとめました。ジルコニアセラミックの製作には、CAD/CAM(キャドキャム)というコンピューターを使って、製品の設計から製造まで一連の流れで行う技術を使用することがあります。 ・CAD:Computer-Aided Design(コンピューターでの設計) ・CAM:Computer-Aided Manufacturing(コンピューターでの製造) 1.ジルコニアフレームをつくる(CAD/CAMを使用) ジルコニアの上にセラミックを盛り付けるスペースを残した形に設計し、円盤のディスクを削り出してフレームを作ります。その後、高温で焼くことで強固にします(焼成)。 2.セラミックの盛り付け ジルコニアの色が透けないように、セラミックとの接着を良くするために、ペースト(オペーク)を塗って、再び焼成します。焼成後に、色や透明度が異なるセラミック粉末を水で練りながら、盛り付けます(築盛)。 3.焼成と形態修正 築盛したセラミックを、炉で焼き固めます(焼成)。焼き上がったら、微調整を行います。 4.ステイン(着色)とグレーズ(艶出し) 周囲の歯と色をなじませるため、黄色味や白い線などを描き入れ、表面に艶出し材(グレーズ)を塗ります。これらを最後に焼き付けて完成です。 このような複雑な工程を踏まえて、天然の歯と見分けがつかない美しさ、滑らかな舌触りに仕上げます。 ジルコニアセラミックのメリット ・自分の歯と近い自然な色と透明感があります。 ジルコニアセラミックのデメリット ・表面のセラミックがかけることがあります。 センター南デンタルクリニックでは英語での診療対応が可能です 今回の患者様は、日本に8年間お住まいでしたが、言語の壁から前歯の治療に踏み切れずにいらっしゃいました。言語の壁から治療に踏み切れずにいる海外の方に対して、センター南デンタルクリニックでは英語での診療対応を行っております。ご自身の希望や不安をしっかりとお伝えいただける環境を整えておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。 当院では、患者様からのご相談に対して様々な選択肢を提示し、治療のメリットやデメリットをしっかりとご説明しております。ご理解いただき、ご納得された上で治療をすすめてまいりますので、どうぞお気軽にご相談ください。 センター南デンタルクリニック 院長 吉竹絵里 こちらもご参照ください。 センター南デンタルクリニック|セラミック治療 センター南デンタルクリニック|【症例】ジルコニアセラミックによる前歯の審美的な改善を目的とした治療 センター南デンタルクリニック|【症例】抜歯・歯周病治療を経て前歯をジルコニアセラミックで美しく修復した治療

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【症例】奥歯を抜歯し、インプラントで咬み合わせを回復した治療
2026.08.10
症例
インプラント治療における骨の再生について 今回の症例では、左下7番の抜歯後に骨が大きく失われていたため、インプラント埋入と同時にGBR(骨が不足している部分に人工膜を使って骨を再生させる治療)を行いました。患者様も「骨が再生するか不安だった」とおっしゃっていましたが、治療後には十分な骨の再生が確認できました。歯を失った部位に十分な骨がない場合、このようにインプラント治療と並行して骨の再生を促す処置が必要になることがあります。 GBR (Guided Bone Regeneration)は、骨の再生を誘導することを目的とした治療です。 実際の治療の流れは以下のようになります。 ①骨の検査を行う パノラマエックス線、CTを撮影し、骨の厚さ、広さ、形を計測し診断します。 ②骨補填材をおく 新しく骨が形成されるための基礎となります。顆粒状の骨補填材を使用します。 ③メンブレン(膜)を置く 骨補填材の上から膜を置くことで、骨が再生する環境を整えます。 ④歯ぐきを縫う 骨補填材やメンブレンを置いた後は、しっかり糸で縫合します。 GBRのメリット ・骨が再生、回復することで、インプラントを埋入することが可能になります。 ・骨補填材やメンブレンを用いた骨の再生誘導は、高い成功率を誇ります。 ・比較的短期間で骨の再生効果が現れるとされています。 GBRのデメリット ・GBRを併用すると、インプラントの治療にかかる期間は長くなります。 ・GBRは別途費用がかかります。 センター南デンタルクリニックでは、検査の結果や治療の流れを丁寧にわかりやすくご説明するように心がけています。ご理解いただき、ご納得された上で治療をすすめてまいりますのでお気軽にお問い合わせください。 センター南デンタルクリニック 院長 吉竹絵里 こちらもご参照ください。 センター南デンタルクリニック|インプラント治療・入れ歯治療 センター南デンタルクリニック|【症例】破折した歯を抜歯し、インプラントで咬み合わせを回復した治療 センター南デンタルクリニック|【症例】残った歯への負担を減らすインプラント治療

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2026.07.24
お知らせ
こんにちは。センター南デンタルクリニックです。 2026年8月の休診日についてお知らせいたします。 【8月の休診日のご案内】 センター南デンタルクリニックでは、火曜日、土曜日、祝日は休診日となっております。 8月1日(土曜日) 8月4日(火曜日) 8月8日(土曜日) 8月11日(火曜日※祝日) 8月15日(土曜日) 8月18日(火曜日) 8月22日(土曜日) 8月25日(火曜日) 8月29日(土曜日) 診療時間外の診療について 診療時間外での診療をご希望の場合は、事前にご相談いただければ、できる限り対応させていただきます。 ご相談については、必ず事前にお電話にてご連絡をお願いします。 その他ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。 TEL:045-511-8312 どうぞよろしくお願いいたします。 センター南デンタルクリニック 院長 吉竹 絵里

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【症例】CT診断および根管治療によって抜歯を免れた歯のセラミック修復治療
2026.07.21
症例
根管治療におけるCTの必要性 今回、患者様は「左上の奥歯の歯ぐきが腫れた」との理由から来院されました。歯ぐきの腫れは、表面上の症状にすぎず、内部では想像以上に進行していることがあります。今回のケースではCT撮影の結果、左上7番の透過像が左上6番へと広がっていることが判明しました。 歯根は、曲がっており、細い根が複数あるような複雑な形態です。従来のパノラマエックス線、口腔内エックス線だけでは、正確に歯根の状態を把握することができませんが、CTを撮影することで、より精度の高い診断が可能になります。 今回も、CTによる精密な診断があったからこそ、6番の抜歯を回避し、歯を残す治療につなげることができました。 根管にできる根尖病巣について 虫歯が歯根まで達し、根尖(歯の根っこの先端)部分で細菌感染が広がると、身体が炎症反応を起こします。 この反応の結果、根尖病巣ができます。 根尖病巣があっても、痛みの自覚症状がない方が多いです。しかし、疲れがたまって免疫力が低下すると、根尖病巣が大きくなり、歯ぐきが腫れて痛むことがあります。 根尖病巣ができる原因として、以下のようなことが考えられます。 虫歯の進行や外傷などによって、歯根まで細菌感染が広がったため 歯ぎしりや食いしばりで、歯根に亀裂がはいったため 根管治療後に、再び細菌感染したため 根尖病巣の治療法には、以下のような方法があります。 治療方法1 根管治療 虫歯が歯髄まで達した場合、根管内の清掃や消毒を行います。特に奥歯は、解剖学的にも複雑な形態をしているため、以下のような理由から根尖病巣ができやすいとされています。 歯根が曲がっているため、器具が歯根の先まで届きにくい。 歯根が複数あり、全ての歯根が適切に治療されないと根尖病巣が再発してしまう。 細い歯根が無数にあり、器具が通らない部位は薬によって殺菌するしかない。 口が開かないと器具を入れにくい。 治療方法2 切開 根尖病巣が大きく、腫れて強い痛みが出た場合、歯ぐきを切開して膿を出します。 圧力が下がることで、痛みが落ち着きます。(抗生剤と痛み止めを処方します。) 治療方法3 定期検診での管理 根管治療済みの歯に対して再び被せ物を外して根管治療を行うと、歯を更に削ることになるため、歯根が割れてしまうリスクを伴います。歯ぐきが腫れて痛いといった症状がなければ、定期検診で経過をみることもあります。 治療方法4 抜歯 根管治療では治らない場合や歯根が割れた場合、抜歯となります。 センター南デンタルクリニックでは、患者様一人ひとりのご希望を大切にしながら、治療方針を決定しています。根管治療後に気になる症状がある方は、できるだけ早めに歯科医院を受診することが大切です。治療内容や方針に疑問があれば、ご遠慮なくご相談ください。ご理解いただき、ご納得された上で治療をすすめてまいります。 センター南デンタルクリニック 院長 吉竹絵里 こちらもご参照ください。 センター南デンタルクリニック|虫歯治療・根管治療 センター南デンタルクリニック|セラミック治療

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歯の破折を招く4つの原因とは?歯ぎしり・食いしばりとの関係と対策を解説
2026.07.11
ブログ
こんにちは、センター南デンタルクリニック院長の吉竹です。 これまでに、ホームページの症例にて「歯を失った場合の治療方法」について何度か記載しておりますが、今回はなぜ歯を失うのか、その原因と予防方法についてご紹介します。 歯を失う主な原因 これまでに、歯周病や虫歯により、抜歯を経験された方も多いのではないでしょうか。ヒトの口の中には、300〜700種類の細菌が生息しているといわれています。歯を失う原因の多くは、この細菌に感染することで発症する歯周病や虫歯です。これらの原因に続いて多いのが、歯の破折です。 1位 歯周病 37.1% 2位 虫歯 29.2% 3位 歯の破折 17.8% 今回は、3つ目の「歯の破折」がなぜ起こるのか、その原因について解説します。 歯の構造と、破折リスクの関係 歯の破折の原因を知る上で重要な歯の構造についてまとめました。 歯は最も硬いエナメル質で覆われており、その内部には象牙質、歯髄といった組織があります。 象牙質は、エナメル質と比べてやわらかく、柔軟性があります。硬いエナメル質の内部を支えており、クッションのように衝撃をやわらげて歯が折れるのを防いでいます。 歯髄とは、一般的に歯の神経と呼ばれる組織で、神経、血管、リンパ管などから成り、歯を健康に保つ上で重要な役割を果たしています。歯髄には歯に栄養や水分を供給する、傷ついた象牙質を修復する、歯の感覚を伝える、歯の成長を促進する、細菌感染に抵抗するといった働きがあります。 エナメル質・象牙質・歯髄といったこれらの組織を失うと、歯が破折するリスクが高くなります。 歯の破折を招く4つの原因 歯は、外的な力、これまでの治療歴、日常生活の習慣、加齢など、様々な要因が重なりあうと突然に割れてしまいます。ここでは歯が破折する原因を解説します。 ⑴外的な力 ・外傷を受けている 事故やスポーツ中の衝撃など、突然歯に大きな力が加わると破折してしまうことがあります。 ⑵これまでの治療歴 ・歯の治療により、もろくなっている 歯髄を失った歯は、歯に水分や栄養を送ることができず、また、象牙質を再形成する機能も失われるため、歯がもろくなってしまいます。 また、根管治療により象牙質が削られて、根管が薄くなって割れやすくなります。 ・特定の歯に過度な力がかかっている 噛み合わせのバランスが悪いと、特定の歯に負担がかかるため、その歯は破折してしまうことがあります。また、過去に治療した詰め物が合っていない場合も負荷が集中するため、破折しやすくなります。 ・歯周病が進んでいる 歯を支える骨が徐々に失われると、歯が揺れてきます。揺れている歯に過度な力が加わると、割れてしまうことがあります。 ⑶日常生活での習慣 ・歯ぎしりや食いしばりがある 歯ぎしり、強い食いしばりは、慢性的な負担になります。長い間、強い力がかかり続けると、歯の表面から亀裂が入り、やがて歯根に達することで破折が生じます。歯ぎしりは、就寝中に行っていることが多いため、本人の自覚がないこともあります。 ⑷加齢 ・歯の内部の組織が変化する 年齢とともに、象牙質が徐々に硬くなり、歯の弾力性が失われていきます。噛む力に耐えられなくなると、歯に亀裂が入ります。 また、加齢と共に血流が弱まるため、歯を修復する力(治癒力)が低下します。血流をアップさせることによって、毛細血管を介して全身の細胞に酸素、栄素、ホルモン、免疫細胞が届けられ、健康な身体の維持に繋がります。 歯ぎしりや食いしばりによる歯の破折の原因 上記の原因のうち、生活習慣による「歯ぎしりや食いしばり」が歯の破折につながるケースについて、さらに詳しく見ていきましょう。 睡眠時に発生する歯ぎしりの原因は未だにわかっていませんが、以下の4つが関わっているとされています。 噛み合わせと骨格 噛み合わせが悪いと、歯ぎしりが発生しやすくなります。 また、顎の骨格によって特定の歯が当たると、無意識に歯ぎしりをしていることがあります。 現在では、以下の原因が関連して歯ぎしりが発生すると考えられています。 一時的なお口の不快感 虫歯、歯周病やドライマウスなどの症状があると、お口のネバつきが気になって口を動かします。この不快症状を解消しようと歯ぎしりをすることがあります。 また、詰め物をした際の違和感、乳歯の生え変わりによるむずがゆさ、などから歯ぎしりをすることがあります。 ストレス イライラしたり、不安になったりすると、ぐっと力が入ります。この食いしばりが睡眠中にも発生することがあります。 歯をこすり合わせることでストレスを発散しているとも言われ、不眠、眠りの浅さが関係しています。浅い睡眠時は歯ぎしりが発生しやすく、深く眠るためにアルコールを摂取することも、歯ぎしりを悪化させてしまいます。 生活習慣 喫煙、飲酒の習慣は、歯ぎしりと深く関係しており、アルコールやニコチンの摂取が歯ぎしりを悪化させるといわれています。 また、力仕事やスポーツをする人などは、力を入れるすることが多いため、自然と歯を食いしばる習慣があります。 歯ぎしりや食いしばりが引き起こす影響 歯ぎしりをしているときは、強い力で上下の歯を噛み合わせています。歯の破折だけでなく、この負荷が続くことで、歯や顎、全身にまでさまざまな影響が現れます。 歯への影響 ギシギシと音がするほどすり合わせることで、歯が摩耗して小さく、脆くなっていきます。突然、歯が欠けたり折れたりするほか、冷たいものや熱いものがしみやすくなります。 詰め物・被せ物への影響 治療した歯がある場合、歯ぎしりによって詰め物が破損することもあります。とくにインプラントは、被せ物が欠けたり、ネジが緩んで外れたりすることもあるため注意が必要です。 歯ぐき・歯並びへの影響 強い負荷は歯から歯ぐきや骨へ伝わり、歯ぐきが下がるほか、歯並びが変化することもあります。 顎・全身への影響 強く歯を噛みしめることで顎の関節と筋肉が常に緊張した状態になり、痛みやこわばりが生じることがあります。悪化すると顎関節症を発症し、口の開け閉めに支障が出ることもあります。また、肩こり・首こり、腰痛、腕のしびれ、倦怠感、頭痛なども歯ぎしりが原因となる全身症状の一例です。原因不明だった体調不良が、歯ぎしりの改善によって治ることもあります。 歯ぎしりや食いしばりに関するチェック項目 歯ぎしりや食いしばりは、自分では気づきにくいものです。自覚がないまま放置すると、歯のすり減りや破折、詰め物の破損、顎関節症など、さまざまなトラブルにつながることがあります。早めに気づいて対策することで、こうしたダメージを防ぐことができます。まず、ご自身に当てはまる症状がないか、以下の項目で確認してみましょう。 □朝、目覚めたときに口の周りや顎が疲れている、もしくは痛みを感じる □歯がすり減って短くなった、あるいは平らになった気がする □歯にひびが入っていたり、欠けていたりする □冷たいものが歯にしみる(知覚過敏) □歯の詰め物や被せ物がよく取れる □舌や頬の内側に歯の跡がついている □原因のわからない頭痛や肩こりがある □家族から歯ぎしりを指摘されたことがある 歯ぎしりや食いしばりに対する治療方法 治療方法は主に4つの方法があり、原因や症状に合わせて複数の治療法を同時に行うことも多いです。 1.マウスピースを装着する マウスピースを装着し、上下の歯が直接当たらないようにします。歯ぎしりによる歯の摩耗を防ぐ他、顎にかかる負荷も減らします。自然と歯ぎしりが改善することも多く、歯並びの治療などと併用すると効果的です。 2.嚙み合わせや歯並びを治療する 歯ぎしりの原因が歯並びにある場合は、矯正を中心とした治療を行います。 3.睡眠環境をみなおす 深く眠れているときは、歯ぎしりが起きにくいといわれています。質の良い睡眠のために睡眠環境を見直すことも有効です。 ・枕を変える ・入眠しやすい香りや音楽を用意する ・眠る前のスマホをやめる ・部屋の暗さを調節する ・運動の習慣を取り入れる 自分にあった眠りやすい方法を見つけて、他の治療と併せて取り入れてみましょう。 4.生活習慣・ストレスの解消 明らかな原因がない場合、生活習慣を見直すとともにストレスの解消をするのが有効です。喫煙や飲酒は控え、規則正しい生活を整えていきます。 粘つきが発生するとその不快感から歯ぎしりをしやすくなるので、丁寧な歯磨き習慣も大切です。 長期間の歯ぎしりは様々なリスクにつながります。大切な歯を守り、長く自分の歯で健康的な生活を送るためには、早めに治療に取り組むことが重要です。 原因に応じた治療で、大切な歯を守ります 歯の破折にはさまざまな原因があり、放置すると歯を失うリスクにもつながります。大切な歯を守り、長くご自身の歯で健康的な生活を送るためには、原因に応じた早めの対策が大切です。 センター南デンタルクリニックでは、歯ぎしりや食いしばりをはじめ、噛み合わせや治療歴、生活習慣など、患者様一人ひとりの状態を丁寧に診査し、原因に応じた治療をご提案しています。歯の痛みや違和感、歯ぎしりなど気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。 センター南デンタルクリニック 院長 吉竹 絵里

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2026.06.26
お知らせ
こんにちは。センター南デンタルクリニックです。 2026年7月の休診日についてお知らせいたします。 【7月の休診日のご案内】 センター南デンタルクリニックでは、火曜日、土曜日、祝日は休診日となっております。 7月4日(土曜日) 7月7日(火曜日) 7月11日(土曜日) 7月14日(火曜日) 7月18日(土曜日) 7月20日(月曜日※祝日) 7月21日(火曜日) 7月25日(土曜日) 7月28日(火曜日) 診療時間外の診療について 診療時間外での診療をご希望の場合は、事前にご相談いただければ、できる限り対応させていただきます。 ご相談については、必ず事前にお電話にてご連絡をお願いします。 その他ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。 TEL:045-511-8312 どうぞよろしくお願いいたします。 センター南デンタルクリニック 院長 吉竹 絵里

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2026.06.21
症例
MTAセメントの特徴 MTAセメントは、アメリカのロマリンダ大学で開発された歯科用セメントです。海外では、歯髄の保存、穿孔部の封鎖など様々な臨床応用が認められております。以下にMTAセメントの特徴をまとめました。 強アルカリ性による高い殺菌作用をもっている セメントが固まる過程で水酸化カルシウムを放出することから、強アルカリ性(pH12)という性質を持ちます。虫歯や歯周病の原因となる細菌は強アルカリ性の環境下で生き残ることができないため、殺菌効果が期待できます。 封鎖性に優れている(膨張して隙間をつくらない) セメントが固まる際、わずかに膨張して微細な隙間を封鎖することで、再び細菌が侵入するのを防ぎます。 新しく象牙質をつくるよう促す 歯髄に触れると、神経を保護するための新しい象牙質をつくるよう促します。 身体に対して安全な材料である 主成分はケイ酸カルシウムであり、細胞に対する毒性が極めて低いとされています。まわりの組織の治癒を妨げず、その再生を助けます。 これらの特徴をまとめると、MTAセメントは、患部を殺菌、封鎖し、まわりの組織再生を促すという優れた材料といえます。 従来では、神経を取るしかない、または、抜歯するしかなかった場合において、歯の寿命を長くする材料として期待されています。 MTAセメントの治療における効果 1.深い虫歯から歯の神経(歯髄)を守る 深い虫歯の時、虫歯の部分を削った際に神経(歯髄)が露出することがあります(露髄)。 従来は神経が露出すると、感染のリスクや痛みを避けるために神経をとっていました(抜髄)が、露出した神経の上に直接MTAセメントを塗布して神経を保護することで、歯をできるだけ長く保存することができるといわれています。 2.歯根の先端を完全に密閉し、再感染の確率を下げる 過去に根管治療をした歯が再度、細菌感染してしまった場合、従来は根管治療の最後にゴムのような材料を詰める際、隙間ができやすいという欠点がありました。 しかし、MTAセメントを隙間なく緊密に充填することで、再感染の確率を下げるとされています。 3.歯根にできた穴を塞ぎ、抜歯を回避する 深い虫歯によって歯根に穴が開いてしまった状態、根管治療で誤って根の壁を突き破った状態をパーフォレーションと言います。 従来はこの部位に細菌が入り込むと激しい痛みを伴うため、抜歯と診断されることがほとんどでした。 MTAは開いた穴をセメントで安全に塞ぐことで、歯を残せる可能性が高まります。 4.外科的な方法で歯根の先端を治療する 通常の根管治療ではどうしても治りきらない場合(根の先端に歯根嚢胞ができている)にも用いることがあります。患部に麻酔をし、歯ぐきを切り、骨を少し削ります。歯根の先端を数ミリ切除し、断面の穴にMTAセメントを詰めて密閉します。 以上のように、MTAによる治療方法は多岐にわたります。 MTAセメントの有効性を示す論文 MTAセメントの有効性は多くの論文やデータによって裏付けられています。その一部をご紹介します。 論文1:深い虫歯において神経をのこせる確率が高い 水酸化カルシウム製剤とMTAセメントを比較した研究 MTAセメントを用いた場合:成功率 約85% 〜 93%、水酸化カルシウム製剤(従来)の場合:成功率 約60% 〜 68% (出典:Hilton et al., “Comparison of CaOH and MTA for direct pulp capping”, Journal of Dental Research, 2013 / Mente J, et al., “Treatment outcome of mineral trioxide aggregate in open apices”, Journal of Endodontics, 2014) MTAセメントを使用することで、従来の方法よりも約20〜30%も高い確率で神経を残せることが実証されています。これまで、数年後に結果的に神経が死んでしまうことがありましたが、MTAセメントの象牙質の形成能によって大幅に減少しました。 論文2:抜歯とされてきたパーフォレーション(穿孔)の修理に効果がある MTAセメントで穴を塞いだ症例の成功率:約86% (出典:Siew WL, et al., “Treatment outcome of repaired root perforations: a systematic review”, Journal of Endodontics, 2015) これまで抜歯と言われた歯を残せる可能性があります。 MTAセメントによる治療の注意点 MTAセメントは日本でも広まりつつある治療方法ですが、注意もあります。 注意点1:すでに神経の炎症(歯髄炎)がおきた状態で使用した場合 MTAセメントによって神経が残せるケースは、細菌感染はあるものの神経がまだ回復可能な場合とされています。 夜も眠れないほどの激痛がある、温かいもので激しく痛みがある、神経の大部分が細菌によって壊死しかけている状態(不可逆性歯髄炎)など、このような症状がでている場合は、神経を取り除かなければならなくなります。 注意点2:唾液や水が入らない状態(防湿)で治療を行っていない場合 わずか1滴の唾液の中には、数億から数十億匹の細菌が存在しています。治療中に唾液が神経の露出部に触れると、セメントの下で細菌が繁殖してしまい、神経を取り除かなければならなくなります。 注意点3:修復物の劣化や破損がおきた場合 プラスチックや被せ物が劣化、破損した場合、隙間から再感染するおそれがあります 。 注意点4:自費診療(保険適用外)に対する期待と成功率の差 MTAセメントによる治療は、日本の医療保険が適用されないため、自費診療となります。また、成功率が100%ということはあり得ません(成功率は約85〜93%)。思うような結果が得られず、神経が残せないこともあります。 センター南デンタルクリニックでは、従来の診断で神経を取らなければならない虫歯、抜かなければならない歯に対して、MTAセメントによる保存を行っています。治療のメリットやデメリットをしっかりご説明し、できる限り患者様ひとり一人の希望に沿った形で進めていけるように配慮しています。治療内容や方針に疑問があれば、ご遠慮なくご相談ください。ご理解いただき、ご納得された上で治療をすすめてまいります。 センター南デンタルクリニック 院長 吉竹絵里 こちらもご参照ください。 センター南デンタルクリニック|虫歯治療・根管治療 センター南デンタルクリニック|セラミック治療

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【症例】奥歯がなく噛めない咬合を、ノンクラスプデンチャーで改善
2026.06.05
症例
奥歯を失った口腔内の変化とその症状 両側の奥歯を失ってから長い年月が経つと、残っている歯への負担は次第に増していきます。限られた歯に過度な力がかかるため、歯の表面や根元にあるエナメル質が削られ、歯がしみることがあります。また、過剰な力が歯に加わると、歯を支える周りの組織が圧迫され、痛みが生じることがあります。 さらに、過度な力は歯を支える骨にも影響するため、歯が揺さぶられて動いていきます。この段階で咬み合わせのバランスを改善しないと、詰め物や被せ物が破損していきます。 上下の歯が適切な位置で噛み合っていない状態が続くと、あごの関節に負担がかかり、以下のような顎関節症の症状がでることがあります。 ・口を開閉する時や食事の時に、耳の前あたりやこめかみ、頬が痛む。 ・口が大きく開かない(指3本分が入らない)。 ・口を開閉すると、「カクカク」「ゴリゴリ」と音がする。 噛み合わせのバランスが悪くなると、バランスを取ろうとして片側ばかりで噛むようになります。その影響は歯だけでなく、全身にも症状として現れることがあります。 ・頭、首、肩の筋肉に疲労が溜まり、肩こり・耳鳴り・頭痛が起こることがあります。 ・上下のあごの位置がずれていくと、顔貌にゆがみが生じることがあります。 なお、姿勢や生活習慣など様々な要因が関わっていることもあるため、総合的な判断が必要です。 このように、奥歯を失った状態を放置すると、お口の中だけでなくさまざまな影響が及ぶ可能性があります。気になる症状がある方は、早めにご相談ください。 センター南デンタルクリニックでは、治療を進めるにあたり、1回の治療時間、治療回数まで、できる限り患者様ひとり一人の希望に沿った形で進めていけるように配慮しています。治療内容や方針に疑問があれば、ご遠慮なくご相談ください。ご理解いただき、ご納得された上で治療をすすめてまいります。 センター南デンタルクリニック 院長 吉竹絵里 こちらもご参照ください。 センター南デンタルクリニック|インプラント治療・入れ歯治療

