【症例】奥歯を抜歯し、インプラントで咬み合わせを回復した治療

2026.08.10
| 治療内容 | インプラントで咬合を回復した治療 |
|---|---|
| 期間 | 1年2ヶ月 |
| 治療回数 | 11回 |
| 費用(施術当時の料金) | CT診断料 11,000円 (税込) インプラントフィクスチャー 242,000円 (税込) GBR 50,000円 (税込) インプラント上部構造(ジルコニアクラウン) 143,000円 (税込) |
治療前の状態・主訴
患者様は、下の歯ぐきが腫れているが痛みはないとのことから来院されました。エックス線検査を行ったところ、左下7番の歯根を囲むほどの黒い透過像が認められました。歯周ポケットを測定すると深さは9mmあり、膿がでる状態でした。
左下7番の歯の保存は難しく、抜歯が必要であることを患者様にお伝えしたところ「時間がかかってもよいので、インプラントによる修復治療をやりたい」とのご希望でした。
こちらは初診時のパノラマ写真です。

治療詳細
1日目 エックス線検査、歯周ポケット検査を行い、左下7番は抜歯となることをご説明しました。
2日目~3日目 左下7番を抜歯し、消毒を行いました。
4日目 抜歯から3か月後、歯周ポケット検査を踏まえた歯石除去をおこないました。
5日目 抜歯から6ヶ月後、CTを撮影し、インプラント治療の流れをご説明しました。
6日目~8日目 インプラントを埋入し、同時にGBR(骨が不足している部分に人工膜を使って骨を再生させる治療)を行いました。 術後、消毒と抜糸をおこないました。
こちらはインプラントを埋入後のパノラマ写真です。
9日目 4か月後、歯ぐきを整形し、ヒーリングキャップを装着しました。
10日目~11日目 インプラント上部の型どりを行い、被せ物を装着しました。
治療後の様子
患者様からは「左下の歯の周りはほとんど骨がなくなり、膿が出ていたので、骨が再生するか不安があったが、しっかり骨ができていて安心した」とおっしゃっていただき、治療結果にご満足いただけました。
主な副作用・リスク
・被せ物を装着した後、噛み合わせに違和感を覚える場合があります。
・歯ぎしりやくいしばりにより、被せ物の一部が欠けることがあります。
・歯ぎしりやくいしばりにより、被せ物のネジが緩むことがあります。
・インプラントと隣り合う歯の間に隙間が生じてくることがあります。
インプラント治療における骨の再生について
今回の症例では、左下7番の抜歯後に骨が大きく失われていたため、インプラント埋入と同時にGBR(骨が不足している部分に人工膜を使って骨を再生させる治療)を行いました。患者様も「骨が再生するか不安だった」とおっしゃっていましたが、治療後には十分な骨の再生が確認できました。歯を失った部位に十分な骨がない場合、このようにインプラント治療と並行して骨の再生を促す処置が必要になることがあります。
GBR (Guided Bone Regeneration)は、骨の再生を誘導することを目的とした治療です。
実際の治療の流れは以下のようになります。
①骨の検査を行う
パノラマエックス線、CTを撮影し、骨の厚さ、広さ、形を計測し診断します。
②骨補填材をおく
新しく骨が形成されるための基礎となります。顆粒状の骨補填材を使用します。
③メンブレン(膜)を置く
骨補填材の上から膜を置くことで、骨が再生する環境を整えます。
④歯ぐきを縫う
骨補填材やメンブレンを置いた後は、しっかり糸で縫合します。
GBRのメリット
・骨が再生、回復することで、インプラントを埋入することが可能になります。
・骨補填材やメンブレンを用いた骨の再生誘導は、高い成功率を誇ります。
・比較的短期間で骨の再生効果が現れるとされています。
GBRのデメリット
・GBRを併用すると、インプラントの治療にかかる期間は長くなります。
・GBRは別途費用がかかります。
センター南デンタルクリニックでは、検査の結果や治療の流れを丁寧にわかりやすくご説明するように心がけています。ご理解いただき、ご納得された上で治療をすすめてまいりますのでお気軽にお問い合わせください。
センター南デンタルクリニック
院長 吉竹絵里
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