【症例】10年間使用した仮歯をジルコニアセラミックにした治療

2026.08.26
| 治療内容 | ジルコニアセラミックで修復した治療 |
|---|---|
| 期間 | 3ヶ月 |
| 治療回数 | 4回 |
| 費用(施術当時の料金) | 仮歯 5500円×2本=11,000円 (税込) ジルコニアセラミック 132,000円×2本=264,000円 (税込) |
治療前の状態・主訴
患者様は日本に8年ほど住んでいらっしゃる海外の方です。約10年前、他院で前歯に仮歯をつけてもらったとのことです。
お口の中を拝見したところ前歯が1本なく、連結された仮歯が装着されていました。エックス線写真によると、前歯2本のうち左側がなく、支えとなっている右側の歯の状態を聞くと、しみるといった症状はないとのことでした。
約10年間装着したままの仮歯を外し、きれいなセラミックに替えたいとのご希望でした。

治療詳細
1日目 パノラマエックス線を撮影し、歯周ポケット検査後に歯石を除去しました。
2日目 2本の仮歯を新しく作成、装着しました。
3日目 歯型、噛み合わせの記録を取り、歯の色の写真も撮影しました。
4日目 右上1番を支えとした連結型のジルコニアセラミックを装着しました。

治療後の様子
患者様は日本に来てから8年間、歯を定期的に清掃していたが前歯の治療に踏み切れなかったとのことでした。今回、英語で対応できたことが治療するきっかけになり、自分の希望をきちんと伝えられ、本当に安心できたと喜ばれていました。

主な副作用・リスク
・噛み合わせの違和感:
装着した直後は噛み合わせの高さや形態が合わず、違和感を覚える場合がある
・脱離、破損:
外力によって外れることがある。歯ぎしりがあると一部、またはすべてが欠けることがある
・経年的な劣化:
時間が経過してから歯と被せ物の間に二次的な虫歯ができるリスクがある
ジルコニアセラミックについて
今回の症例で使用したジルコニアセラミックの被せ物について、作成工程をまとめました。ジルコニアセラミックの製作には、CAD/CAM(キャドキャム)というコンピューターを使って、製品の設計から製造まで一連の流れで行う技術を使用することがあります。
・CAD:Computer-Aided Design(コンピューターでの設計)
・CAM:Computer-Aided Manufacturing(コンピューターでの製造)
1.ジルコニアフレームをつくる(CAD/CAMを使用)
ジルコニアの上にセラミックを盛り付けるスペースを残した形に設計し、円盤のディスクを削り出してフレームを作ります。その後、高温で焼くことで強固にします(焼成)。
2.セラミックの盛り付け
ジルコニアの色が透けないように、セラミックとの接着を良くするために、ペースト(オペーク)を塗って、再び焼成します。焼成後に、色や透明度が異なるセラミック粉末を水で練りながら、盛り付けます(築盛)。
3.焼成と形態修正
築盛したセラミックを、炉で焼き固めます(焼成)。焼き上がったら、微調整を行います。
4.ステイン(着色)とグレーズ(艶出し)
周囲の歯と色をなじませるため、黄色味や白い線などを描き入れ、表面に艶出し材(グレーズ)を塗ります。これらを最後に焼き付けて完成です。
このような複雑な工程を踏まえて、天然の歯と見分けがつかない美しさ、滑らかな舌触りに仕上げます。
ジルコニアセラミックのメリット
・自分の歯と近い自然な色と透明感があります。
ジルコニアセラミックのデメリット
・表面のセラミックがかけることがあります。
センター南デンタルクリニックでは英語での診療対応が可能です
今回の患者様は、日本に8年間お住まいでしたが、言語の壁から前歯の治療に踏み切れずにいらっしゃいました。言語の壁から治療に踏み切れずにいる海外の方に対して、センター南デンタルクリニックでは英語での診療対応を行っております。ご自身の希望や不安をしっかりとお伝えいただける環境を整えておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
当院では、患者様からのご相談に対して様々な選択肢を提示し、治療のメリットやデメリットをしっかりとご説明しております。ご理解いただき、ご納得された上で治療をすすめてまいりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
センター南デンタルクリニック
院長 吉竹絵里
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