【症例】歯ぎしりで割れた詰め物をジルコニアで修復した治療

2026.10.07
| 治療内容 | ジルコニアで修復した治療 |
|---|---|
| 期間 | 3ヶ月 |
| 治療回数 | 8回 |
| 費用(施術当時の料金) | ジルコニアアンレー 88,000円 (税込) ジルコニアクラウン 88,000円 (税込) ナイトガードの作成 保険適応内 |
治療前の状態・主訴
患者様は数日前に右上の被せ物が割れてしまったとのことで来院されました。「現在痛みはないが、左側も割れているところがあるため、今回まとめて作り直したい。また以前、歯ぎしりについて指摘されたため、ナイトガードを作ったものの、今は使用していないため、必要かどうか知りたい」とのことでした。
パノラマエックス線写真を撮影すると、右上6番、左上7番、左下7番の3本の詰め物が外れていました。歯ぎしりで詰め物が破損するのは避けたいとのご希望から、ジルコニアで修復することにしました。

治療詳細
1日目 パノラマエックス線の検査、歯周ポケットの検査を行い、歯磨きの仕方を確認しながら注意点を説明いたしました。右上6番の形を整え、型取りを行いました。
2日目 右上6番にジルコニアアンレーを装着しました。

3日目 歯石の除去と歯の清掃を行いました。
4日目 左上7番と左下7番の形を整え、型取りを行いました。
5日目 左上7番、左下7番にジルコニアクラウン、ジルコニアアンレーを装着しました。ナイトガード(上あご)の型を取りました。


6日目 ハードタイプのナイトガードを調整し、使用方法や注意事項を説明しました。
7日目 約3週間後、持参してもらったナイトガードの状態を確認、調整しました。
8日目 歯周ポケットの再検査を行い、歯と歯の間の磨き方を確認しました。
治療後の様子
「咬む力が強いので、詰め物が割れてしまわないか心配だったが、詰め物の種類やその特徴を聞いてジルコニアを選んでよかった」と患者様にご満足いただけました。また、ナイトガードの必要性を知り、毎日使用するように心がけているとおっしゃっていました。
主な副作用・リスク
・被せ物を装着した後、噛み合わせに違和感を覚える場合があります。
・歯ぎしりや食いしばりにより、被せ物の一部が欠けることがあります。
歯ぎしりや食いしばりの治療について
歯ぎしりや食いしばりは、上下の歯を擦り合わせたり、噛みしめたりする習癖で、何かに集中している時や就寝中など、無意識に起きていることが多く、周囲に指摘されないと自分自身では気づきにくいです。
歯ぎしりや食いしばりでは、食事の時と比較して数倍の力がかかるため、歯や顎に大きな負担がかかります。
実際にみられる症状として、以下のようなものがあります。
・冷たいものや甘いものがしみる
・特定の歯が痛い、噛むと違和感がある
・歯が欠けたり、割れたりする
・歯ぐきが下がり、歯が長くなったようにみえる
歯ぎしりや食いしばりが起きる原因
歯ぎしりや食いしばりが起きる原因は主に3つあります。
原因1:心理的なストレス
心理的なストレスによって、無意識に歯ぎしりや食いしばりを起こしていることがあります。
原因2:歯並びや噛み合わせの不良
上下の歯並びが悪く、噛み合わせが合っていないと、安定した位置を求めて、無意識に顎を動かすことがあります。また、詰め物や被せ物の治療を受けた後、噛み合わせにズレが生じた場合にも起こることがあります。
原因3:生活習慣
不規則な生活による睡眠不足、たばこ、カフェインやアルコールの過剰な摂取があげられます。また、PCやスマートフォンなどの使用時における姿勢が原因となるとも言われています。
歯ぎしりや食いしばりをすることで起きるお口の中の変化
お口の中に起きる変化として以下のものがあげられます。
歯がすり減る
エナメル質が削れて、歯が低くなり、噛み合わせが悪化していきます。
歯が割れる
歯にひびが入ったり、割れてしまったりすることがあります。
詰め物や被せ物が取れる
詰め物や被せ物が外れたり、壊れたりすることがあります。
顎関節症がみられる
顎の関節に過度な負担がかかり、口を開けたときに音がしたり、顎に痛みがでたり、開けにくくなったりすることがあります。
頭、肩、首などの痛みを生じる
筋肉が慢性的に緊張することで、「頭痛」や「肩こり」として現れることもあります。
歯ぎしりや食いしばりの治療方法
治療方法としては以下のものがあげられます。
方法1:ナイトガードを作る
就寝時にマウスピース(ナイトガード)をつけることで、歯と歯が直接触れるのを防いで歯や顎への衝撃を和らげる効果があります。歯科医院では歯型を取り、お口に合わせて作成するため、市販品よりもフィット感が良く、噛み合わせへの影響も少なくなります。
方法2:生活習慣を改善する
カフェインやアルコールの摂取量や頻度を見直したり、体の緊張をほぐすようなストレス解消法を行ったりすることも重要です。
方法3:噛み合わせの確認
歯の高さを調整したり、被せ物や詰め物を適切な形態に作りかえたりすることで、噛み合わせを改善できます。
また、歯並びを整える矯正治療によって、歯ぎしりを軽減できることもあります。
歯が欠けたり、大きく割れてしまったりした場合には、被せ物で修復します。ジルコニアは強度が高く審美性にも優れ、歯ぎしりの強い力にも割れにくいのが特徴です。
センター南デンタルクリニックでは、エックス線検査の画像や口腔内の写真、動画を使いながらブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)についてわかりやすく説明し、治療方法をご提案いたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。
センター南デンタルクリニック
院長 吉竹絵里
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